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健三役のオーディション

2015年5月3日(火) 午後
@ 池袋の某喫茶店

探すこと1年半、撮影の1ヶ月前に会えました。
僕はココ役の金髪の女の子を探すのと、シナリオの練り上げ、ロケハンで精一杯でしたから(介助と映像のバイトもあったので) ほとんど健三役はプロデューサーに任せていました。

しかし期日になってもなかなか決まらず、クランクインまで間に合うか危うい状況になっていきます。心配ではあったので、僕の人脈でも各方面に声をかけていました。簡単に言うとイメージは、やさしいジャイアン! 誰かいない?
何名か見つかりましたが、シナリオを送ったらそれっきり連絡が途絶えた芸能事務所があったり…
別のところでは対応は良くてもイメージが違ったりで、どうしようかと思いながら介助の日々。メインキャストで妥協はしたくない。

するとある日、昔一緒に舞台をしていた仲間から連絡が入ります。
「舞台の仕事してたんやけど、ちょうどいい男の子おるよ!」
名前を教えてもらい検索すると、何かのサイトに “天才子役” と書かれてありました。さらに動画もあり再生すると、台詞を噛んでNGの様子を長回ししているものでした。その様子がとてつもなく可愛く、主役の健吾くんと、ヒロインのChiyomiちゃんを横に並べたら、このスリーショットはイケる、彼だっ!と直感しました。

すぐさまプロデューサーやスタッフに、その動画を見せる。みんな満場一致で彼いいかも!と、ほぼ決定。そして連絡をくれた恩人にアポをとって面接をすることに。

とにかく時間がありませんので、僕の中では会う前にほとんど決めていました。ポイントとして以下。
① 芝居経験あり
② その芝居を観た人がネットに天才子役現る、と評している。
③ 動画のNGシーンがとてつもなくキュート

実際会って話をして、スケジュールのことやシナリオのこと、謝礼のことなども含め諸々OKであれば即顔合わせ、リハーサルの日程を組まなければなりません。衣装のこともあります。

この日も堀河一名。他のスタッフは平日仕事なので動けないのが自主映画の難点です。平日は一人で動き、週一回の週末の撮影には多い時で50名ほど人が集まります。大勢のキャストを動かし、スタッフに的確な指示を出さなければなりません。本作では、途中からプロデューサーとカメラマンが抜けたので、僕はプロデューサーと撮影、照明もやりながら演出をしました。

前作からの課題で分業化を目指していたのに、またいろんなパートを兼任しなければならない。そうすると現場での演出力は半減してしまう(集中力と体力が保ちません)。 そうなってしまったのが、この映画において後悔であり反省すべきところです。
平日はアポを取ったり、細々な交渉ごとや準備、クレームの対応に追われ、シナリオの直し、そしてバイト。今まで作った映画以上に、今回は精神的にかなり追い込まれました。監督の孤独さは、監督をやったことのある人にしかわかってもらえない。その孤独に耐えられなければ監督は務まらないです。


さて、健三役の面接の日、待ち合わせ場所の喫茶店がわからず(!!)、不覚にも道に迷い少し遅れて到着してしまいました。

健三役:野田奏貴 Soki Noda
会って話をし即決でした。キツネが出てくる映画です、キツネが大好き!というのもよかった。幼少の頃、キツネのおもちゃでよく遊んでいたとか。近所に稲荷神社もあったりお導きなのか、これ以上の逸材はないと確信。ご両親の対応も素敵で、紹介してくれた恩人はまさかの赤ちゃんを連れてきており(!!) 生命の誕生=希望を感じた面接でした。


奏貴くん面接
スタッフに見せるからと店内で写真撮影。


出演決定
手話でキツネをする奏貴くんと、堀河。


奏貴くんのお父様のブログ atelier s.i.sより
短編映画『千里 翔べ』 2015.05.16
断 食 芸 人 2015.06.11
『千里 翔べ』撮影始動 2015.06.13
『千里 翔べ』完成披露試写会 2015.12.09


本作のスペシャルサンクスに記載しています井上淳一監督から、奏貴くん足立正生監督の新作『断食芸人』に出てみないか?と相談を受けました。撮影時期が重なるので当初、奏貴くんの体力面が心配でした。舞台経験はあっても映画は本作が初めてだからです。奏貴くんのご両親ともよくよく相談させていただき、結果両作品に挑むことになります。心配していたスケジュールも足立組の方で、うまくこちらの撮影日に重ならないようにしていただきました。ありがとうございます。
体力面もこちらの心配をよそに、長時間に及ぶ撮影後(毎回9時間はしていた)、主役の健吾くん(電動車いす)と駆けっこしている姿も見られ、横では大人のスタッフが日焼けしてバテている(仕事終わり徹夜で参加、主に監督と助監督)、そんな運動会のような撮影現場でした。


リハーサルの様子
リハーサルの様子

撮影初日
撮影初日

グリーンバードのビブスを着て
グリーンバードのビブスを着て

ムードメーカー
ムードメーカー

待ち時間遊具にて
待ち時間 遊具にて

打ち合わせ中
打ち合わせ中

iPadを覗き込む
iPadを覗き込む

じゃんけん
じゃんけん

傘を差しロケ弁
傘を差しロケ弁

晴れ待ち
晴れ待ち (数十分後晴れて虹が出るミラクル!!)

変顔
変顔

主役の健吾くんと握手
主役の健吾くんと、がっちり握手!!

撮影の合間モテモテ?
撮影の合間、共演者にモテモテ?

クランクアップの日
クランクアップの日

炎天下の中リテイク
炎天下の中リテイク
(リハ入れて計6日間)


【お知らせ】

井上淳一監督の新作『大地を受け継ぐ』現在、公開中!



井澤美菜さんの場面より
※本作にも出演しています、井澤美采さん出ています。


足立正生監督の新作『断食芸人』現在、公開中!


※野田奏貴くん出ています。


奏貴くんに会った日、Facebookに書いた記事。
子どもたちが約束を守りぬこうとする希望の物語で、キツネが絡み不思議なことも起こるけれど、楽しい映画になります!
はたして、そんな映画になったのであろうか?
現在、募集が始まった全国の各映画祭に順次応募していますが、予選の結果はいかに!?

撮影後、浅草にて井澤さんと4ショット
撮影後、浅草にて井澤美采さんと4ショット

※実は奏貴くんのお父さんが井澤美采さんのボイストレーナーだったという!! ミュージカルの舞台「ハイスクールキャンパス/SUMMER SONG」を今度やるんです、群馬ロケに向かう車中、井澤さんはそう言っていました。サービスエリアでは振り付けを確認する素振りも。まさかそのミュージカルの音楽を担当されて、井澤さんのボイトレをされていたのが奏貴くんの父・野田浩平さんだとは、何という偶然!! ちなみに奏貴くんのお母さんとはちょっとしたボッチャ(障がい者スポーツ、パラリンピック正式種目)つながりでした!!
Wow... みんな何かでつながっている。


ハイスクールキャンパス/SUMMER SONG


打ち上げで千葉さんと
完成披露試写会後、打ち上げにて

2015年のクリスマスパーティーにて
2015年、クリスマスパーティーにて(子どもたちの成長って早い!!)



【健三という役名について】
本作のシナリオを書いている時でした。中学の同級生が白血病で亡くなりました。彼とはほんとによく遊びました。バカなこともたくさんやった親友です。なぜか思いついたのが、主人公の幼馴染の役名として彼の名前を使いたい。何か降りてきたような感じで、それ以降このキャラクターは “健三” としかイメージできなくなっていました。
映画の中では姿を変えてでも生きろ!! 生きていてくれ!!、みたいな個人的な意地や感情も混じっていたと思います。
執筆中に悩んだり、うまくいかなくなった時は、何度も天国の健三に語りかけていたね。助けてくれて、ありがとな健三。



奏貴くんを紹介してくれた、昔の舞台仲間に感謝します。
ありがとうございました。


次回の更新では「日野市方面ロケハン」 「顔合わせ」 「リハーサル」などをお伝えいたします。


News!!
スタジオウーニッシュのHPに、『千里 翔べ』のページを作りました。
堀河洋平監督最新作




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ココ役のオーディション

本日より、映画公式ブログを再開いたします。

先月ようやく完成披露試写会を終え、順々に全国の映画祭に応募中です。
少し落ち着きましたので、ブログを更新できます。本当はスタッフとブログ更新リレーとかやって、撮影中も更新したかったのですが、スタジオウーニッシュのFacebookページでさえ、放置しておりました。

更新できなかったこの10ヶ月間、いろんなことが起きました。監督の制作日誌として、綴っていこうと思います。
そして、これからの記事が映画監督を目指す学生たちの、何かの参考になれたらと。とくに母校である日本映画学校(現・日本映画大学)の生徒たちへ。



2015年4月7日(火) pm14:00ー15:00
リミックス 赤坂

【第一次】書類審査 4名
【第二次】2名に絞り母親同席のもと面接

pm13:50 堀河リミックス到着。
私より先に、Chiyomiさん着席されていてシナリオを読んでいる。
そのシナリオを見せてもらうと、自分の役すべてのセリフに蛍光ペンで線が引かれ、日本語のセリフを下手に言えるようローマ字で書き直されてあった。お母さんと練習したとか。感心しました。
もう一人の候補者は、15分遅刻。

~自己紹介の印象~
親戚にダウン症の赤ちゃんがいて、可愛がっているらしい。ゴミ拾いの経験もあり。カルフォルニアで、本物のキツネを見たこともあり、シッポが可愛かったそうです。
夢は女優。以前、多部未華子さんに現場で良くしてもらったことがあり、多部さんに憧れている。日本語と英語のバイリンガル。英語で自己紹介もできる。お茶漬けが大好き。「Why?」と質問すると理由は分からないって(笑)


チヨミさんオーディション


~本読みの印象~
翔吾と健三役は堀河が担当。片言の日本語の響きが良い。全体的にやさしい印象だった。外国人役の、再現VTRなどで芝居経験あり。別の外国人の声の吹替(アフレコ)も経験済。


~カメラテストの印象~
モデル経験の別候補者うまい。表情の作り方が的確でした。
一方のChiyomiさんは、目で感情を訴えかけるタイプ。とても目が印象的です。女優を目指しているので、厳しい演出にも耐えられるかもしれない。そうするとChiyomiさんは、この映画で成長する可能性、未知数。


チヨミさん写真


ここで状況を説明すると、本読みの相手カメテスの撮影は私がしています。
本来は、プロデューサーと同席させていただく予定でしたが連絡が取れなくなり急遽、監督1名で挑むことに。
2人の子役とその保護者。そしてマネージャーを含め5人を相手にしなければいけなくなったのです。
5対1の図、遠目だと私がオーディションを受けに来たみたいになっています。

本読み中、客観的に子役を見るのは私も本読みしながらですから難しかったです。
カメテスも撮影しながら指示を出したり、表情は素材を持ち帰りチェックしようと、監督からカメラマンになっていました。

リミックスさんにたどり着くまで、別の芸能事務所でハーフに見える子役を探しており、決まりそうになったのですが、想定外の出演料を告げられ諦めました。クランクインは6月、あと2ヶ月後ですから、今日決めないとこれからの顔合わせやリハーサル、衣装合わせなどスケジュール的に相当厳しくなります。

そんな時、頼りにしていたプロデューサーが来ない。心細かったです。
オーディション中は、まさか会場に向かう途中、車とぶつかって事故にあったんじゃないかとか、どこの病院に搬送されたんだろうとか、これからの制作は大丈夫なんだろうか等々、子役たちと話しながら、プロデューサーのことも考え、実は気が気ではなかったのです。オーディションが終わり電話すると出てくれて、安否確認ができ、ほっとしました。

監督は想定外の事態にどれだけ対応できるか? その判断を俊敏に行わないと現場は回らない。しかし、この現場は撮影現場ではなく、オーディション会場。だからいかなる時も油断するな! と構えていたほうがいい。
演出だけできれば監督かといえば、決してそうではないと思います。


Chiyomiさんの女優としての成長は、スタッフみんなが絶賛。最初に会った時と、撮影後では別人のようです。


撮影中の三人
撮影の合間 @日野市

撮影後の三人
クランクアップ後も仲良し3人組 @浅草
立ち位置、変わらず(笑)


彼女のこれからの、女優としての活躍がとても楽しみです!


この映画を通して、様々な出会いがあり、たくさんの経験をさせていただきました。
ありがとうございます。感謝します。



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クリスマス会のパイ投げで、生クリームまみれのChiyomiさん♪ まさかこの映像が、その後NHKで放送されるとは!!



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巫女役、千葉美紅さん

キャスト紹介です。

当初(2013年)、巫女さんはワンシーンぐらいの登場予定で、メインのキャラクターではありませんでした。

巫女さんの役が千葉さんに決まった2014年の春、突然シナリオの中で巫女さんのイメージが膨らんでいき、今では物語の最後を締めくくるという大きな存在となっています。


巫女役:千葉美紅(ちばみく/Miku Chiba)
埼玉県出身
日本映画学校23期 俳優科 天願大介ゼミ 2010年卒業

〜主な出演作〜
◼︎2010年『泥の惑星』井土紀州監督 アキ役
◼︎2011年『UNBRIGHT』倉本雷大監督 とある家族の長女役
◼︎2011年『僕は人を殺しました』坂井田俊監督 女役
◼︎2011年『告白』緒方明監督 加奈役
◼︎2012年『あかぼし』吉野竜平監督 真樹役
◼︎2012年『戦争と一人の女』井上淳一監督 宮下光子役
◼︎2013年『100回泣くこと』廣木隆一監督 友人役
◼︎2013年『日本犯罪史~偽造の快楽~』末永賢監督 松子役
◼︎2013年『あいときぼうのまち』菅乃廣監督 西山怜役


巫女役の千葉さん
監督宅にて衣裳合わせ。衣裳協力はワンダーラビット様。
リンクページを作っていただきました。ありがとうございます


〜メッセージ〜
主演の健吾くんと会って話して、ますます楽しみになりました。2015年春、撮影予定。応援よろしくお願いします。

主役の健吾くんを囲んで
健吾くんと一緒に


あいときぼうまち観賞後
千葉さんは現在、全国劇場公開中の映画『あいときぼうのまち』に出演中
テアトル新宿で観賞後、記念写真。パンフレットにはキャスト・スタッフさんたちのサインをいただきました。廣木監督のサインまで




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プロフィール

スタジオウーニッシュ

Author:スタジオウーニッシュ
記事:監督の堀河洋平

🏆第18回 長岡インディーズムービー コンペティション《奨励賞》受賞
・第1回 本郷映画祭
・福岡インディペンデント映画祭 2016
・小坂本町一丁目映画祭 Vol.14

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